戦争のニュースに思うこと

子供の頃は今よりはまだ多少は純粋でした。「大人はケンカなんかしないものだ」と思い込んでいました。少なくとも、ワタシの目に映る範囲の大人は、ケンカなんてしていませんでした。少なくとも、ワタシの目に映る範囲の大人は、ケンカなんてしていないように見えるように振る舞っていました。
国と国とがケンカをすることがあるのは知っていました。戦争とか紛争とか。それらは、子供には到底理解できない、複雑な背景と高尚な理由があってなされているものだと思っていました。成長して大人になれば、複雑な背景と高尚な理由を理解できるかもしれないとは思っていました。

成長して大人になり、それなりに勉強して思ったのは、国も大人も、子供よりも子供っぽい理由でケンカするものなんだなあという事です。
勉強すればするほど幻滅していくことって結構あります。「子供のまま大人になりたい」なんてフレーズがありますが、言い得て妙、と心から思う程度には歳とってしまったものです。