ChatGPTなしではプログラミングもままならない、いつのまにかそんな人間になっていました。なんでも知っててほぼほぼ間違わない先生が近くに居ると思うと、これほど心強いこともないでしょう。
だいたいコーディングなんて作業は、ほとんどが機械的なものだし、デバッグなんてやってることはホントに泥臭い作業です。
ワタシの場合は、機械的で泥臭い作業は嫌いではないので、かろうじて趣味として成り立っていますが、その作業自体に改善の余地はあまりないという点で、あんまり『人間的』とは言えないと思います。クリエイティビティがらないもんね。プログラミング自体に何か意味があるわけではなく、それで何をしたいか、何を得たいかが大事だもんね。むしろそういう、『コンセプト設計』的なことに時間をかけたいわけです。
そう考えれば、ChatGPTのようなツールの登場も、時代の必然と言えるかもしれません。しかも学校の授業でプログラミングを教えようとしはじめた矢先の登場とも言えるわけで、はたしてこれはプログラミング教育必要論へのアンチテーゼとなるのではなかろうか、そのように考える今日この頃です。
世間で言われてるほど、ChatGPTのせいで失業する人は多くないと思いますが、それでも、機械的で泥臭いことを請け負って仕事としていた人たちは、必然的に強制的に自分達の生産性をあげなくてはならない局面だと思います。その結果でてくる新しい職業とかあるんじゃないかな…。そこが当面のブルーオーシャンとなるわけで、いまから虎視眈々と一攫千金を狙ってる人もいることでしょう。今くらいが一番勝負どきのような気がします。
どんな世の中になるかは結構楽しみですね。

『ジャーナル』アプリに可能性を感じないではない

いつの間にかiPhoneに入っていました。
存在は知っていましたが、あえてタップはしていませんでした。そんなアプリがいくつかあります。ふとした瞬間に起動した結果、思いがけない収穫につながることは結構あります。
調べると、つい最近、昨年末のiOSのアップデートで現れた模様。本当にリリースほやほやでした。
要は日記アプリなわけですが、起動するのにFaceIDが必要だったりして、どうやら他人に見せるのを前提としていないようです。SNSとは真逆をいくコンセプトであるように感じます。その方向性が気に入りました。
たとえばHatenaBlogに今書いているこの文章は不特定多数に公開されることを前提に書いています。たとえ誰も見ていなくても、意識せずにはおれないわけです。
いっぽうでジャーナルに何か書く場合は、そんな自分の外側に意識を向ける必要がありません。ではどこに意識が向くかと言うと、自分ですね。おそらくほぼ間違いなく、未来の自分以外にだれも読まないであろうことを書いていることになります。それらはHatenaBlogに書くときと内容が同じである場合も、ちがう場合もあります。何が違うかと言うとモチベーションはかなり違ってきます。端的に言うと、セルフケアしている感覚がすごく強いです。
アウトプットすることがなぜ大事かと言うと、ひとつには他人のフィードバックが得られること、さらには自分の考えを形(たとえば言語化)にすることで自分自身が整理されること、大きくはこの2点だと思いますが、後者の効果のほうが計り知れませんね。思考が整理され、目の前がクリアになる感覚です。
あと、やはり自由度が全然違いますね。意味わからないことを書いてもだれにも何も言われないのです。私の場合は、詩やショートショートを書いてみたりしていて、自分で書いておきながら結構読み応えあります。だれにも読ませないけど。
さて、『ジャーナル』は、その日に撮った写真や言った場所を教えてくれたり、徐にテーマを提案してくれたりします。日記のネタを提供してくれるわけです。使いこなせば面白いのかもしれませんが、使ったことがありません。自分の場合は日記というのはもう、自分の内面を文章に起こす作業でしかないので、文章さえ書ければ事足りるのです。ということは、『ジャーナル』アプリでなくても(それこそメモ帳とかでも)なんでも言い訳で、もっと早くからこういったツールを見つけておけばよかったなあと思いました。まあ、アップル純正のアプリだし、今後アップデートもされることを期待して、巡り合わせを大事にするのも気持ちが良いし、しばらく使い続けようかと思います。
”文章書ければそれで良い”なんて書いておきながらなんですが、イラストを書ける機能とか実装してくれないかな。ちょっと、新しいことにチャレンジしたい時期なんですよね。

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iPhone14plusを買った

前機種はiPhoneX

MNPして0円で購入したiPhoneXも、もう使い始めて5年以上が経ちました。
「docomoの『ケータイ保障サービス』が果てるまでは新品購入なんて不要」なんて思っていた時期もありました。スマホのスペックに自分のライフスタイルをあわせていくことには、さほどストレスを感じない方だと思います。
ただ、

  • 動きがモッサリしてきた
  • 64GBのストレージの中身のりくりがたいへんになってきた
  • OSアップデート対象では無くなってしまった
  • だからAppleWatchもアップデートされない

などなど、細かい不満がいろいろ出てきていました。あと一年くらい頑張れるかなあ…はたまたiPhone15買っちゃうかなあ…なんて思っている間に、Apple初売りの時期となりました。

Appleの初売り

年に一度しかないAppleのセールです。
ただし値引きではなくギフトカードのポイント還元です。
たとえば今年2024年は、iPhone14を買うと11,000円のギフトカードがもらえました。

基本的には、“欲しい時に欲しいものを買う”派です。が、“セールの時にセールのものが欲しくなる”もまた人情というもの。であれば、セールを待つのも悪手とは言えまい。転じて、“セールの時にセール品の中から欲しいものを探す”もまた、真です。

iPhone14plusを買うことにした

以下のように(自分への言い訳を)考えました。

もうちょいiPhoneXで頑張れば?

頑張れないことは確かにないでしょう。が、Apple初売りというものの存在に気付いてしまいました。天命と言えます。

iPhone15でなくて良いのか?

iPhone15のメリットといえば、「USB-Cになった」点につきます(本当はつきません。個人の感想です)。正直けっこう魅力的ですUSB-C。ただその魅力を埋めるだけの価格差なのか?を冷静に考えると、やっぱ初売り対象のiPhone14を選ぶよね。

iPhone13でも良いのでは?

まったくその通り。安いし。だけど、できるだけ長く使いたいという想いを込めて、初売り対象の中では最新機種にした。

なぜplus?

最近、スマホ電子書籍用端末になりつつあることを考えると、画面は大きいに越したことはないかなと。いつかは持ちたかったし。

購入

1月2日の深夜にポチったら、4日の朝に届きました。

ケース他も

本当はケースなしで使いたいけど、やっぱりびびっちゃうよね。なので、ケース、フィルム、リング、車用ホルダーを買いました。

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B0CM8QJRKB?psc=1&ref=ppx_pop_mob_b_asin_title

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B0B7BWC4TR?psc=1&ref=ppx_pop_mob_b_asin_title

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B0B9ST21K5?psc=1&ref=ppx_pop_mob_b_asin_title

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B0CHDXS5C6?psc=1&ref=ppx_pop_mob_b_asin_titlewww.amazon.co.jp

毎回、Amazonで価格とレビューと睨めっこしながら適当に選びます。今回は全部“当たり”でした。特に、落下防止リングがこんなに良いものとは思ってませんでした。あと、magsafeは超便利。

所感など

  • 大きいは正義
  • 速いは正義
  • 明るいは正義
  • バッテリ容量は、大きければ大きいほど良い
  • magsafeは正義
  • Lightningどんとこい

データ移行はクイックスタートモードを使えば楽勝でした。毎回、Lineの引き継ぎにはドキドキするんですが、今回はあっさり完了、全く問題なし。

最新の15でないとはいえ、5年くらいぶりの機種変ですが、iPhoneは良くも悪くも全く変わっていないように、今のところは見えます。まあそれだけ完成度が高いということでしょうか。iPhoneタブレット化、iPadのラップトップ化、といったものも、iPhoneXのころにはすでに完成の域に達していたのでしょうね。ではその後から今まで、そしてこれからどういう進化を狙っているのか。新しいiPhone14plusを使い込んだら少しは分かってくるのかしら…。

下取り

iPhoneX、14,000円で引き取ってくれました。二束三文かと思ってましたが、さすがApple

あと欲しいもの

せっかくなので充電環境を整えたい。けど、あんまりビビっとくるのはないですね。いっそ自作もありかな。
以下、気になってるものメモがてら。

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B0BG5QJ32P/ref=ox_sc_act_image_1?smid=A3NG7OBE6D7HGS&psc=1

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B07S6DY7Q6/ref=ox_sc_act_image_2?smid=A13INJ655EJ9WU&psc=1

オマケ

限定AirTagを貰いました。辰の刻印のダサさがたまりません。まだふぃるむを剥がしてすらいません。
そのうち使ってみよう。

「不安に思うかもしれませんが、科学的に安全が担保されているので大丈夫です」
と言った場合、その裏には、厳密なロジックとそれを裏打ちする膨大なデータがあるものと思われます。それらを構築するのに要したコストは計り知れないわけですが、
「でも、そうは言ってもなんか不安だ。納得できない。納得できない理由を言語化するのは難しくて無理だけど、でも納得できない」
といった意見を覆すことはできないわけです。
そこにある問題は、科学の力で解決が見込まれるものではなく、個別具体的な適応課題であるからです。
個別具体的な適応課題である以上、関係者以外が口を出したところで誰も得をしない、外野がとやかくいうべきことではない、と思います。
しかしもう少し考えを進めてみますと、その問題に口を出す以上、いやむしろその問題を知った瞬間から、その人は強制的に関係者となり当事者となっているはずだと思います。

発信とか受け止めとか対話とか、いろいろなかなか難しいなと思った話。

タイパに対して否定的です

タイパタイパって、なんのこっちゃって思いながら読んだり聞いたりしてました。意味わからなくても不自由を感じないのは、これはひょっとしたら年取って不惑の境地に達したのかもしれません。
「タイムパフォーマンス」略して「タイパ」だそうです。たとえば、YouTubeを1.5倍速で視聴する的なやつか。なるなる。

「時短」「スキマ時間」「効率坊」などが類義語でしょうか。時代によって言い方が変わるものの、なにかしらニュアンスの近い言葉があるということで、世代を問わず永遠のテーマなんでしょうね。

なんか、むかしむかしは、たとえば音楽視聴といえば、2ヶ月に1枚くらいしかCDアルバム買わなくて(買えなくて)、おんなじアルバムを延々聞いてました。漫画もおんなじものを何回も読んだし、ドラマとかアニメもビデオテープが擦り切れるまで見てましたね。
そうするしかなかったからそうしてただけなんですが、消費できるコンテンツが溢れかえっている現代から振り返って思うことは、「あの時、あんなに自由だった時間は、いま一体どこへいったんだ!?」という思いであります。

効率を求め時間を惜しんで消費できるあらゆるコンテンツをシャワーのように浴びることで得られたのは、この世が如何に不自由で窮屈なのか、その実感。 選択肢が多いことが「自由」と同義なのかと思いきや、意外とそうではない。世の中の有名なサブスクサービスってそう考えたら、お金払って不自由を買ってるようなものじゃね?
世知辛いですねタイパって。

kindle unlimitedで読書

森博嗣さんの『読書の価値』を読みました。森博嗣さんのエッセイにしては、どストレートな一般論が書かれていたように思います。語り口が森博嗣さんなので、何を言っても面白いです。
ビビビときた本を、ビビビときたタイミングで、自分のペースで読めば良いんだよ、ということのようです。激しく同意します。

最近、kindle unlimitedを駆使して本を読んでいます。今まで読んでこなかったジャンルに手が伸びやすいのが良いですね。
上限20冊ですが、期間中にダウンロードすれば手放さないかぎりずっと持っておける、という仕様も良いとこついてると思います。
自分で何読むか決めて、自分のタイミングで読み進めて、感想を求めたり求められたりすることもありません。そしてストレスもなく満足度も高いのです。なかなか貴重で他事に変え難いと言えます。月額千円程度なのは破格だと思います。

「自分の中で全部完結してる」みたいな感覚をもてるのは良いですね。豊かな人生を歩めるような気持ちになれます。

kindle unlimited対象本のなかでオススメは『100分de名著』のシリーズです。紹介してるサイトほぼないですね。地味なのかな…。

『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』を観た

子供の親になってからというもの、映画館で映画を観るといえば『アンパンマン』か『ドラえもん』しか記憶にない。
それくらい映画に関するいろんなものを諦めたとも言えるし、映画に対する思い入れなんてその程度だった、とも言えると思います。『アンパンマン』も『ドラえもん』も素晴らしいコンテンツで、まずハズレることはないのは分かっているのですが、まあでも「1人だったら『シン仮面ライダー』の方が観たいな」なんて思っちゃいながらの『映画ドラえもん』鑑賞です。

ということで、『ドラえもん のび太と空の理想郷』を観てきました。何かにつけて飽きっぽい現代っ子(我が子含む)よりは、アラフォー中年サラリーマンの方が楽しめたのではないかと思います。とても面白かった。折角なので、感想というか覚書というか。ネタバレしてないつもりですが、観てない人はこの先読まない方が良いでしょう。観た人も読まない方が良いかもしれません。

感想1
数年前に見たドラえもん映画(あえて副題は伏せる)は、「正しさなんて人それぞれだから、皆んなが100パー納得できる落とし所なんてないんだ」というのを前面に出していて、ああ最近はドラえもんもこんなんなのかあ、と思ったのを覚えています。ワタシが子供の頃に夢中になった大長編ドラえもんはもっと『勧善懲悪』してた気がしますが、ずいぶん趣が変わったのだなあと思ったものです。
しかしそれに比べると今回は、明確に『悪者』がいる体で話が作られているように感じました。(とは言え『勧善懲悪』感は薄いですが、)やっぱドラえもんはこうじゃないとね。ただ、テーマが副題の通り『理想郷(ユートピア)』で、どう料理しても現実世界のあれやこれやを連想してしまいがちで、なかなか扱いが難しそうでした。現実世界の対極にあるユートピアにしちゃうと現実世界がディストピアになっちゃうけど、ドラえもんの世界観的にはそれはイマイチですよね。そもそも『未来の世界の猫型ロボット』が存在する世界における『理想郷(ユートピア)』とは一体なんなのか、なんて考え出したら、全部茶番に見えてくるわけです。
…ああ、なるほど、だから最終的にはあそこに収斂されるわけか…とか考えながら見てる時点で純粋に楽しめてない気もしてきます。『悪者』が出てきたとて、完全な『勧善懲悪』ではない時点で、こういったモヤモヤ感を抱くのは致し方ないところでしょうか。

感想2
映画ドラえもんといえば、のび太とその仲間たちによる冒険活劇であって欲しいところです。それぞれの個性を活かしたチームワークで敵を凌駕して欲しい。そんな偏見持ちにしてみると、今回の映画はほんのちょっとだけアクション要素が足りなかったかなー。のび太もっと射撃の腕を活かして活躍してほしい。ジャイアンもっと剛腕なところを見せて欲しい。スネ夫ジャイアンが背中を任せるに足る人材であってほしい。シズちゃんはもっとのび太を後方支援できたのではないか。
そんな期待はずれ感は、誤差と言えば誤差だけど。あと上にも書いたように、テーマが(捉えようによっては)少し重めなので、しょうがないと言えばしょうがないのかなーとも思うところです。

感想3
とはいえ、飛行艇とか飛行機とかがでてきて、のび太パーティがそれっぽいコスチュームで搭乗してビュンビュン飛んでて、これは良かった。ロマンですね。もっとシューティングしてくれても良かったくらい。

感想4
オリジナルキャラたちも、のび太パーティに負けないくらいの安定の存在感を醸し出していました。肝心のキャラ付けも良かったですね。ソーニャとマリンバが主役のサイドストーリーを作って欲しいくらいです。

感想5
タイムパラドックス(っていうほどでもないレベルかもですが)的な要素も少し入っていて、なかなかよい趣向だったと思います。
うちの子供達は理解できていないようでしたが…。

感想6
映画ドラえもんは自分が子供の頃から基本変わらずにあるコンテンツです。この事実は、絶対的な安心感につながっています。そしてその安心感がワタシにもたらす感情を一言で言えば、『ノスタルジィ』というやつです。さらにいえば『懐古主義』かもしれません。同じところに位置付けできそうなコンテンツは思い当たりませんね。当然人それぞれですが…。
なので個人的には、ドラえもんはずっと続いていて欲しいものです。

感想7(今までのと被る部分多いですが)
のび太とその仲間たちを主人公に据えて物語を描く時点で、多かれ少なかれ「テーマ性」というものが出てきてしまう気がします。むかしは(子供の頃は)そんなこと思わなくてただただ楽しめたわけですが、これはたぶん、コンテンツの中身が変わってしまったというより、受け手(ワタシ)自身がドラえもんを純粋に楽しめなくなったということかなと思います。子供の頃に見たドラえもん映画を見返してみたくなってきますね。

感想8
ラピュタとかナディアとかを思い出させるシーンがあった。わざとなのかな。オマージュってやつ?
きっともっといろんなオマージュがあったものと想像します。ニヤッとできるポイントがあるのは良いことです。

以上、感想メモというか覚書、おわり。