10年使ったシステムを改修しようとしたところ開発環境がいまや実機一台しかない、みたいなことが立て続けに起こっています。ウンザリです。10年使い続けることを想定していなかったのか、なぜプラットフォームにWinXPを選んだ、アッパーコンパチ捨てるとかなんて怠慢、などなどの文句が次から次に出てきます。でも現実は変わりません。ガチで新プラットフォーム用に改修するのは流石にコストかかりすぎるし、だとしたら古いシステムを載せることができそうな古い機器をなんとか探し出すか、となるわけですが、誰が見ても問題の先送りです。問題を先送りすることが自分の業務のメインではないだろうか、と思うこともしばしば。ああこうやって人は大人になっていくのか…。もう自分はピュアではないのだ…ならばいっそ汚れ役を一手に受けようか…などと考える日々です。

考え出すと、UNIXってやっぱすごいですね。何十年も使い続けることをしっかり想定できています。GNUとかgccとかもちゃっかり生き残ってたりして、「一体どういう仕組み?」なんて思っちゃいます。一人でも使う人がいる限り使える状態なのでしょうか。UNIX出身の人はピュアな心を持ち続けていそう。