権力に対しては一定の距離をとっておくべき、という考え方に則れば、役職が3つか4つくらい上の偉い偉い上司の悪口…じゃない、批判を言うのも、健全な組織を維持する上では必要なことだと思います。ぜったいそうに違いありません。

なんで悪口…批判を言いながらも言われる通りにするかと言うと、「だってサラリーマンだもん。最低限給料分の仕事はするよ」というネガティヴマインドと、「あの人は嫌いだけど、目指している方向は同じだ。あの人は嫌いだけど、会社が目指す方角の先に、自分の到達したいところがあると思っている」というポジティブマインドとがあります。
後者の方ですが、迎合ではない本当にポジティブなスタンスのコミットを得るためには、説得力のある「言葉」が必要です。それは、スピーチかもしれないし、スローガンかもしれないし、社是かもしれないし、KPIやロードマップの類のものかもしれません。どれにしても、トップが明確なメッセージを示すことでしか達成できないものというのは、存在します。

トップがメッセージを出して道標を示すようなことは、利益を追求する民間の企業では常にやられていると思います。でもそうではない組織ももちろん存在するようで。

『人類がコロナに打ち勝った証』であるところのオリンピックがどうやら開催されるようです。「せめて無観客で」なんて思っている時点で思う壺なのでしょうね