ウハウハ印税生活への憧れ

作家と呼ばれる職業に就きたいと思ったことがあります。ぶっちゃけ小説家です。物語を考えて文章を書いて本という形にして他人様に読んでいただく、というのは、想像するだけで夢があるなあと思います。
……あ、ちょっと間違えました。自分が書いた本を他人様に買っていただいてその印税でウハウハな生活を送りたいです。印税生活、夢がある話だと思います。

森博嗣さんのエッセイだったと思うのですが、小説を執筆するのに最終的な全体の文字数をまず決めると書かれていて、その文字数が確か10万文字とか20万文字だったと思います。
ワタクシ、小説を読むのは好きですが文字数で言われてもピンとこなかったので近場の文庫本で確認しました。そしたら確か300ページ分くらいに該当していて、確かに薄すぎず厚すぎない文庫本小説というところの文字数でした。
文章を書くと言えば、小学生の時に読書感想文(400字詰原稿用紙2枚)を完成させるのに軽く2時間以上はかかっていた記憶があります。とにかく自分が思ったことを文章という形にするのご苦手でした。そんなワタクシからすれば20万文字とかなかなか途方もない文字数です。やっぱり作家の方はすごいなあと思ったものです。

さて時は流れて今。
このブログはかろうじて毎日何かしら文章を書いて更新しているわけですが、1回の更新の文字数はだいたい500文字から1500文字の間くらいです。かかる時間は、ちゃんと測ったことはありませんが、書き初めてから完成するまで長くても30分くらい、平均したら15分くらいかなと思います。読書感想文の苦悩を考えると、成長したものです。
15分で1000文字書けるとすると、1時間で4000文字です。単純計算で、50時間で20万文字書ける事になります。例えば、1日1時間の執筆を1ヶ月半続ければ、書店に並んでいる本一冊分の文章量になるということです。これはもう、印税ウハウハ生活のためには、ブログなんて書いている場合ではないかもしれません。

当然のことながら、何を書くかが決まっていないといくら時間をかけても何も書けないでしょう。ただ一方で、何を書くかが決まっていなくても、このように具体的な数値を用いて語ると、一気に現実味が帯びてきてやる気が起きやすいということはあると感じています。やっぱり、多少本筋からはずれていたとしても、具体的で現実的な数値を用いて考えることで、自分にブーストかけて目標に向かう推進力を得る、という手法は結構使い所があると思います。ブーストかかったら本筋に必要なアイデアも出てきやすいし。

ということで、ウハウハ印税生活のためにさらに何をしたらいいか妄想を膨らまそうかな。
(実行に移すとは言ってない)