完成形をイメージする力

なにかしらアウトプットするときに、完成したものの形を最初から明確にイメージできていると、最短時間で想定通りのものが出来上がります。出来上がるハズです。広い意味でのデザイン力と言えるようなものでしょうか。
ワタシ自身は残念ながら、そのような能力に恵まれなかったように思います。プレゼン資料を作るときは何回も作りなおします。趣味で工作とかするときは何も考えずに紙切りはじめたり、Cプログラミングするときもいきなり「void main()」って書いてから考えだす。みたいな。
このブログだって、フワッと考えてはいるものの、何書くかは書きながら考えてます。考えてから書かないものだから、すぐ辻褄があわなくなって何回も書き直したりしています。
我ながら時間効率がものすごく悪いと思います。最初から頭の中にしっかりしたものがデザインされていれば、同じものでももっと短時間で出来るのに。

ただ、結局のところ、そのように何も考えずにとりあえず身体や頭をいきなり使い始めて、無駄に何回もやり直しながら作っていく、というやり方が好きではあるのです。なので完成形をイメージする力を養おう、というモチベーションがほとんどありません。「デザイン」という考え方がないのです。
生きていく上で困る事ではないし、趣味を楽しむ上でもやり方を変える必要のない事です。自分の特性として理解して適切に行動すれば他人に迷惑をかけることもありません。

ただ、やはりサラリーもらってるお仕事はですね、なかなか割り切れないところがあります。最近の傾向のような気はしますが、ひとつひとつのタスクを短時間でパッパッと終わらせていく、というふうにやっていかないと成り立たない場面が多くなってきた気がします。時間をかければいくらでも完成度を上げることが出来ても、時間をかけないとできない人は無能、を通り越して、時間をかけることが許されない、という感じです。
やっぱり、趣味っぽく仕事をすることができないので、この折り合いはサラリーマンとしてなんかつけていかないとダメなんだろうなあ、と感じる三連休の初日でした。