自分の価値って何だ?

サラリーマンって、端的に言ってしまえば、「時間」と「お金」を交換する人になると思います。成果物ももちろん大事ですが、サラリーを得るためには間違いなく時間を差し出していることになります。「成果報酬」とか「年俸制」とか、華々しく語られることも多々ありますが、もちろんそのような要素を持つ側面もありますが、割合で言うと圧倒的に「時間報酬」になるのではないでしょうか。
それなりに長いことサラリーマンをやってきましたが、「俺は今、とてつもない価値を生み出している!!」な時もあれば、「…俺って一体…俺なんていでもいなくても何も変わらないんじゃ…はあ…」な時もありましたが、そのような時々のモチベーションに関係なくサラリーを貰い続けていました。
この「時間とお金を交換している」という概念は日本人は比較的強く持っているようです。会社への帰属意識が高いのだと思います。
それ自体は全然悪いことではなくて、むしろ素晴らしいことだと思います。
悪い側面としては、極論すれば「言われた時間だけ出社してたら後は何がどうなっても給料もらえる」と言うことになるという点。これを打破すべく、成果主義の割合を増やしたり年俸制を導入したりしていますが、なかなかスパッと割り切れるものでもないようです。

自分が悪い側面にハマっている、と思っているわけではありません。ただ、超真面目に考えた時に、自分が日々仕事をして生み出している「価値」とは一体どのようなものだろう、と考えることは結構あります。直接お金に換算できるものではないためなおさらですね。
きっと自分がいなくても事業は回るわけで、では自分は一人分の労務費を支払われるくらいの価値を提供できているのか? できていないかもしれないけど、でも自分サラリーマンだし自給性みたいなもんだし…。でも自給制だとしてもそれだけもらうのは妥当なのか?
など。

不毛な話ではありますね。真面目半分、テキトー半分です。
しかしまあ、こういったことを考えてしまうこと自体が、モチベーションとしてあまり良い傾向ではないことの現れかもしれません。最近、エンジニアリングの最前線からは離れてしまっているという自覚があり、モチベーション維持のための「拠り所」が希薄になっている感じです。ううむ。なんて抽象的で伝わりにくいのでしょう。
最近は夜も蒸し暑くなってきましたね。