アクセス解析から、リアルとネットの違いに想いを馳せる

はてなブログの管理者ページにある「アクセス解析」を見るのは数日に一回程度(ちなみに、ブログを始めた勢いで導入したGoogle Analysisを起動したのは今までで合計4回。たぶん)です。
人数の増減については「へえ」「ふうん」程度でさほど気にならないとして(負け惜しみではありません!)、やはり気になるのは、1日のアクセス数が「0」か「0じゃない」か、になります。自分のブログのアクセス数については、1と1000の差よりも、0と1の差の方が大きく感じられます。毎回、「0ではありませんように」と思いながら開くわけです。

これ、もしもワタシが才気あふれる若者で
「0でも何でも良いから書きたいことを書くんだ」
なんて言えるのが究極です。しかしそれはもう、芸術家の域です。世の中の真の芸術家にはそんな人もいるだろうと想像します。自分のやりたいことだけできてれば満足であれば、周りからは変人でワガママに見られるのも構わない。カッコ良いですね。憧れます。

残念ながらワタシは、若者と言えるほど若くないし、才気溢れていたことなんて今までなかったので、
「好き勝手書くけど流石に誰にも見られないのは嫌だな」
なんて思ってるわけです。
好きなことをやりたいけど周りにも注目されたくて、その通りにならなかったら拗ねてしまう。そう考えると、ワタシは真の芸術家よりもよっぽどワガママかもしれません。

世の中はワタシのようなパンピーで溢れかえっているのでしょうか。巷には、そんな者どものワガママ心を満たしてくれるアイテムで溢れてますね。はてなのスターしかり、Twitterのいいねしかり。
そりゃあ「こんなんいくらあっても良いですからね」て思いますよね。
いわゆるSNS全般が、そういった人々のワガママ心を満たすための装置なわけです。豊かな世の中です。

で。
そんな世の中において自分の身をどのように処していくべきか。最近考えることが多いです。なかなか悩ましいところです。
所謂「中年」になるまでSNSに触れることがなかった人が、勇気を出してちょびっと触れてみたところ、「まあ楽しいとは思うけど、まだまだアウェイ感は否めない」と思っているのがまさに今です。
「でもなんかみんな楽しそうだし、ひとりぼっちだと何やって良いか分からないしなあ」みたいな。おいおい、それって現実世界の構図と全く一緒じゃん、と思い至っております。

リアルワールドでコミュ障だけど、ネット世界では溌剌としている、という描写は今や定番ですよね。お話としては面白いですが、なかなかそのような人格を具体的にイメージ出来ないあたり、ワタシももう若くはないと言うことでしょうか。

以上、オッサンがブログのアクセス解析から、リアルもネットも、実際のところはたいして変わらんこと多いのではないだろうか、と思いを馳せてみました。