テレワークには向かない職業

『テレワークには向かない職業』というタイトルの推理小説があったらどうでしょうか?
リモート環境下でおこる不可解な現象。リモート環境下特有のストレスを利用した心理トリック。犯人が巧妙に仕込んだテレワーク・トリックに、まだ誰も気付いてはいない。
なぜ上層部は、自分たちは決してやろうとはしないテレワークを、ここまで部下たちに推奨するのか?
リモートで自宅から会議に参加していると見せかけて、実は隣の会議室から会議に参加していた営業本部長、その意図は?
その時画面越しに聞こえる悲鳴。しかしマイクのスペックが低いため発生した音割れにより誰の悲鳴か判別ができない。
画面に映っていないのは果たして誰か?
果たして一体誰が、この会議に参加していたのだろうか?
いやむしろ、既に2時間以上開かれているこの会議のアジェンダは一体何だったのだろうか?
そして、リモート会議に新たに参加する者が居ることを示すコール音への応答とともに、真実が語られ始める…。

自分でもびっくりするくらいつまらなさそうです。いったい何を書いているのでしょう。

閑話休題

製造現場に近いところで仕事をしていますので、どうしてもテレワークには向きません。ネットワーク環境としては十分整っているのですが、現場との距離が物理的に遠のくと、どうしてもできる事に制限が出てきます。完璧なテレワークを求めるならば自律型コピーロボットが欲しいところです。

とはいえこのご時世ですから、ノルマ的にテレワークを課されます。持ち回りでテレワークをするわけです。
感染拡大防止の意味も当然あるでしょうが、"やってます"アピールのためでもあるわけで、やる方としては、なかなか気持ちよくテレワークする気にはなれないものです。しかしそこは、個人的にはまだまだ新しいもの好きですので、気持ちでカバーしてテレワーク経験値を積んでいます。

PC作業メインの開発系の職種の方にとってはかなりマッチした働き方っぽいですよね。羨ましい。
ワタシの場合は、出社:テレワーク=4:1くらいがせいぜいかなあと言うところです。

あと、これは職種関係ないと思いますが、やはりテレワークするならみんなでやらないとダメなんでしょうね。無理でもせめて半分かな。残念ながらワタシの職場はいつもテレワークの方が圧倒的に少ないです。

やってみて思うコトは、一人黙々と取り組むようなことはなんら問題ないのですが、自分一人だけ自宅からのリモート会議とかやっちゃうと疎外感半端ないということです。いろんなところで語られていますね。何かの罰ゲームかと感じるくらいです。しかし上記の理由により、テレワーク比率を高めるのは、仕事の(構造的な)問題により実質不可能なのです。
「テレワークには向かない職業」だなあ、と実感しています。