コンテンツビジネスって

モノやヒトを右から左に移動させると、カネが左から右に移動する。その繰り返しのなかで、たまにはモノやヒトに付加価値を付与して移動するカネの量(価値)を大きくする。このようにしてモノとヒトとカネを循環させつつ増やしていく。たいへん分かりやすい話だと思います。
「モノ」のなかには形に残らないものもあって、例えば映画や小説などいわゆるコンテンツと言われているものなども、我々カネと交換しています。分かりやすい。

コンテンツというやつは、形に残らず感性に訴えかける部分が大きいが故に「集客力」という意味では大きな可能性が秘められています。多くの人を動員できる力があるのです。つまり、多くの人に影響を与えやすいものとなります。多くの人に影響を与えてモノを売りたい人にとっては、「集客力」自体には大きな価値があります。あの映画であの俳優が乗ってた車欲しい、みたいなことですね。この場合、車を売るために映画を作るという側面があることになります。べつに車が売れなくても、その車に対する印象が良くなったらそれだけで成功と捉えることもできます。民放テレビ局が成り立っている所以ですね。
そして、「集客力」を優先するのであれば、コンテンツ自体は無料にすれば良い、というのは至極真っ当な考え方なのでしょう。誰も民放テレビ局にコンテンツ料払ってないもんね。
実はワタクシこの辺りから理解が追いつかなくなってたりします。なんだか分かりにくい。ウダウダ書いてきたけど間違ってないかな。
なぜ分かりにくいか、それは、冒頭で述べた「モノ、ヒト」と「カネ」の交換というモデルにのっかってこない気がするからです。別に損してるわけではないのですが、なんだか騙されてる感覚というか。

しかし、今のこの世の中、単純に「良いものを作って適正価格で売る」だけでは成り立っていかないということも分かってはおります。いかに効率よく集客するかのノウハウが持て囃される時代です。
ということで、コンテンツビジネスというやつは、趣も深いし業も深いのでしょうね。義務教育でもっと時間をかけて教えても良いんじゃないかと思うほどです。