自分で自分を正しく評価できる人はすごいと思います2

自分の生み出したものに正当な評価を与えることができるひとはすごい。憧れる。と言うことを昨日書きました。

この「評価」というのは何かというと、最も説得力のあるのは数値です。点数ですね。
点数で表してもらえれば、他との比較が容易です。
しかし、数値化するためにはその根拠となる指標が必要になります。指標に対して何%達成しているからホニャララ点、みたいな。

ワタシが属する業界ではこの指標はセンシングにより得られた値であることが多いです。これはとても分かりやすい。
あとは、決められたルールに則って点数付けをしたりもします。観察された現象はこれら10の現象のうち7つ満たしているよって70点、みたいな。ルールはこれまでのノウハウを駆使して決めることが多いですね。

さてさて。
とはいえ、ブログを評価するって難しそうです。ブログの良さをセンシングするセンサーなんてないし、ブログを点数化できる一般的なチェックリストも(たぶん)ありません。
しかし、ワタシ自身の中にはブログに点数付けできる明確な指標があります。日々読ませていただいているブログ、ワタシのなかではお気に入りの順番に一列に並べることができます。自分の中では点数をつけて他と比較していると言うことです。
でもこれは自分の中だけの話であって、他の人と比較はまできません。というか、お気に入りの順番が全然違っていることなどが想定されます。10人いれば10通りのランキングがあると言うことです。
で、その10通りのランキングを見渡したときに、上位に入ってきやすいブログや、下位にいることが多いブログなどの傾向はでてきますよね。ある程度は平均化できるはず。で、そこに11通り目のランキングすなわちワタシのランキングを並べて比べると、ワタシのランキングと世間のランキングとのズレが出てきます。このズレは、ワタシの「個性」です。そしてこのズレは、ワタシの感性と世間一般の感性との距離ということになり、すなわちワタシの感性が数値化されたものと見なすことができます。

と、いうことはですね、「自分が生み出したもの(コンテンツ)を正しく評価する」ために絶対必要なものは、「自分の個性なり感性なりが、世間一般のそれらからどれだけズレているか」ということで、まずは己を知りなさい、ということなのです。
…プロフェッショナルへの道はやはり遠い。