GUIプログラミングでやる気をなくした話

PCで何ができる?

高校生の時、父がPCを購入し、我が家にインターネットが導入されました。Windows95の発売で世の中フィーバーしていた時でした。インターネットが爆発的に普及するのと同じタイミングで我が家にも回線きたわけです。でもこの時はインターネットポチポチしていただけ。
うむ、やってることは今と変わらないな…。

大学進学して

1回生の後期でhtmlを、2回生のときにC言語を学びます。お、これなかなかカッコいいじゃん、と思うわけです。PC触ってる感、本質に迫ってる感、ちょっとみんなと違うことやってるな感、ほとばしる高尚な思考、滲み出る高貴なインテリジェンス、ハードディスクの中に広がる小宇宙。(ナニイッテンダコイツ)
情報系の学部では無かったからか、周りはみんな興味なさそうでしたが、ワタシは結構ハマりまして、独習で学び始めます。難しいアルゴリズムを理解することよりも、言語の思想であるとか、プラットフォームの考え方とかが面白かったです。

インターン

地元のシステム開発をやってる小さな会社にインターンいきました。2週間程度の短期のやつです。ここで与えられたミッションは、Windowsアプリケーションの開発なのですが、そのツールとして与えられたのがBorland C++Builderという開発ソフトでした。

Borland C++Builderとは

当時、マイクロソフトのVisual C++と並ぶ、WindowsGUIソフトの開発ツールでした。
当時も色々あったと記憶しているBorland社ですが、その後も結構紆余曲折あった模様。今調べてあらためて知りました。
ちなみに当時、コマンドラインで動くBorland C++CompilerというソフトがBorland社より無料配布されていました。ワタシはこれで、C言語の勉強をさせていただきました。その節はたいへんお世話になりました。

結局何の話よ?

昔話を書き出すとついついいろいろ思い出して書いちゃいますね。誰も興味ないのに…。
Borland社のソフトは、ワタシが触れたものはどれも良ソフトでした。少なくともVisual C++よりBorland C++Builderの方が好きでした。
なので、GUIプログラミング(という呼び方で良いのか?)から面白味を感じ取れなかったのは、開発環境ではなく個人の資質の問題です。
思うに、ワタシがプログラミングに感じていた面白味は、フルスクラッチビルドを感じ取れるところだったのです。しかし、どうやら世の中に必要とされているプログラミングスキルというのは、誰かが作ったパーツを組み合わせて新しいツールを作る能力のように感じました。今なら、一概にそうとも言えない、と分かりますが、当時は視野が狭かったのですね。
とにかく、インターン先で経験したGUIプログラミングは、それまで楽しんできた同じC言語とは思えず、「あ、これは仕事にするのはないな」と思い今に至ります。

まとまりのない文章ですね

先人たちが築いてきた仕組みを活用して新しいモノを作っていくのがエンジニアの仕事ですが、どうしてもブラックボックスがあったらそのままにしておけない。中味を理解したうえで使いたい。これもまた、エンジニアの特性か?
というとカッコいいですが、自分の場合は単純に創造力発想力がないだけですからね。うーん、克服したい…。