この一年で特に何も変わらなかったけど、最終的に良い変化であれぼ良いなと思う

お題「#この1年の変化」

コロナ禍が背景にあってからのこのお題だと思います。ワタシ自身は、現在ニッポンのなかではとても平均的な家族における、とても平均的な中年オッサンだと思っています。そんなワタシが自分自身のこの一年の変化に思いを馳せてみました。結論としては「自宅以外の場所では常時マスクをするようになった。手洗いと手指消毒をこれでもかと意識するようになった。あとは大して変わっていないな」ということでした。我ながら、面白味に欠ける結論です。

平均的なオッサンサラリーマンですが、性格の方はあんまり平均的ではなくて、そもそも人付き合いが苦手です。みんなと力を合わせて大きなものを作るより、ひとりで黙々と作業をしている方が満足度は高いです。「自己満足」という言葉は否定的な意味を持って使われることが多いと感じますが、個人的には「自己満足」大好きです。それで十分と思えます。

もともと飲み会が苦手な方でしたので宴会自粛はむしろありがたいことです。
幸いなことに、自分の属する業界は(今のところは)コロナ禍の影響を受け難いものでした。よって仕事の忙しさも特に変化ありませんでした。
リモートワークについては、自分の職種とは相性が悪くて、あんまりやっていません。
オフに外食や旅行に行きにくくなりましたが、そもそもそんなにしょっちゅう外食や旅行してたわけではないし。

StayHomeが世の人々から様々なものを奪い、そのヘッジとして様々なtipsが生み出されているようです。そのような時代の流れに逆らうことなく、かと言って流されることもなくいることができるのは、結果として幸いなことだと感じます。もちろん大前提として、サラリーを頂くことができる立場を維持できたことが大きいわけですが。

今回、ワタシのようにStayHomeウェルカムな人間というのは、やはり少数派だということがよく分かりました。社会的に「弱者」とも言えるのではないでしょうか。世間に流され難い分、世間に影響を与え難い、よって社会を動かす存在にはなり得ない、というのは固定観念だとは思いますが、まだまだ少なからずある考えだと感じます。
この度のコロナ禍で奇しくも、社会全体が弱者サイドにシフトしたと捉えることができます。ワタシ自身は、この一年の変化と言われてもピンとくるものはありませんが、ワタシの周囲の人たちには「生きづらくなった。窮屈になった」という感想を抱いている人もいるようです。
少し不謹慎ですが、今のこの状況は、実社会で大きな実験を行なっているのだと考えてしまうことがあります。不可抗力ですが、でもこのレベルの不可抗力でもない限り絶対に起こらないようなことが起こっていますよね。
ではこのままコロナが落ち着いて真の意味で共存が見えた時、StayHomeよりにシフトした社会は揺り戻しがあるのか否か。最終的にどの状態で落ち着くのか。そして何より、ワタシ自身はその時なにを感じているのか。
今の弱者が少しでも生きやすいところに落ち着いたらいいな、とは思います。そうなったらワタシ自身も流石に「色々変わったな」くらいの感想は持てるかな。