ネット世界はユートピアか?

この世にリアルとネットの二つの世界があるとして、リアルに軸足を置く者からしたらネットの世界はまさにユートピア、偏見や差別や妬み嫉みのない、誰もが平等な世界が待っているに違いない、そのように思ったとしても不思議ではないでしょう。
数十年前にネット世界がフロンティアだと思ってこの世界の開拓を始めた人々には、そのような気概があったのではないでしょうか。

時は流れて2020年夏、どこにでもいるタイプのモブと言っていいオッサンすなわちワタシが、SNSの世界には偏見や差別や妬み嫉みが少なく、分別さえ弁えていれば、リアルとはまた別の人に自分はなれるかもしれない、と思ってTwitterに自分のアカウントを人生で初めて登録した日、ワタシの目を引いたのは
「私はTwitterを上手く使うことでビジネス成功しました!現状を打破しようとしてもできないあなた。気の持ち方であなたのこれからは変えることができます!!そんな『前向きになれる方法』をお教えします。その後にはあなたにマッチしたビジネスとの邂逅が待っていますよ!まずはDMください!」
という感じのツイートでした。
ああ、リアルにはリアルのクセがあり、ネットにはネットのクセがあるだけなのだな、どっちもどっちだな、と思い現在に至ります。
自分の守備範囲を広げすぎない方が充実した日々を送れますよね。(全くの主観です)