成人式、新成人のこと

二十歳のとき、成人式には参加しました。田舎の成人式なので、参加者の8割くらいが友人および準友人でした。欠席者もほとんどいなかったと記憶しています。
成人式で登壇してありがたいお話をしてくれた方が、中学の卒業式でありがたいお話を頂いた方と同一人物だったりして、我ながら「なんて田舎なんでしょう」と思ったりしました。

なんだか数年前のことのようです。昨日のことのように今ハッキリと思い出せます。大雪は降っていませんでしたし車は長い列でも有りませんでしたが、なんでもないようなことが幸せだったとは思います。
などと思いながら生活していたら、いつのまにか新成人の倍ほどの年齢になってしまいました。
それだけ年月が経っていても、成人式とその前後のエピソードは、いくつか無理なく思い出せます。しかも楽しい思い出として。そう考えますと、特に意識したことはないのですが、ワタシの人生のなかでそれなりに大きく意味あるイベントだったと言えるかもしれません。

今年の新成人は、成人式が中止となった方も多いとテレビで特集されていました。
こんなイレギュラーな年に新成人のとなってしまった巡り合わせを恨むのではなく、イレギュラーだからこそ後から振り返った時にスペシャルな感慨を抱けるようになって欲しいものですね。後々振り返れたもの勝ちの人生だと思います。
などと新成人の心配をしているようではいけませんね。後々に振り返ってスペシャルな感慨に浸れるようになりたいのはワタシも同じです。新成人の心配なんてしないで自分の心配をしましょう。