先を見通せる人になりたい

過去関わった人の中に、実験とか調査しながら作ったグラフなどの資料を、そのままプレゼン資料に使う人がいました。それだけ聞いたら「そんなの当たり前やん」となると思います。もちろん、データ改竄とかはしませんが、でも流石にそんな完成度の高い資料は最初からは作れないと思うのです。少なくともワタシの場合は。

しかし出来る人はもちろんいます。
例えばグラフ作成の場合、軸の表示範囲、グラフの色、キャプションの付け方、フォント種類、などなど、最初から見せるに耐えるかたちで作成するのです。何もないけどどんなものが出来上がるかわかっているのでしょうね。なので、「パワポ資料作っといて」と言われてもすぐにコピペできる資料になっているのです。
上で例として書いたのはすべて見た目のことになります。しかしその方は、プレゼン能力もさることながら、実験とか調査の最終的な落とし所も最初から分かっているようでした。これはそばで見ていて本当にすごいと思いました。わからないからデータ取ってるハズなのに、その方を見てると予定調和に見えるのです。きっとワタシには見えない世界が見えているのだと思いました。
というと大袈裟かもしれませんが、「思い込み」にならない範囲でずっと先のことまで見通せているに違いありません。
あんな風になりたいなあ、と思って随分経ちますが、いつまで経っても「思い込み」メインこなす日々。自分の成長の遅さが悔やまれますねえ。