古いものを見たときに考えること

有名な遺跡とか史跡とか、実際現場に行って見ても、「古いなあ」「ボロいなあ」「いつ修復して今の状態なのかなあ」みたいな感想しか抱けない冷めた人間です。
確かに「ここにこれを建てたのか!〇〇年前に!」的な感動はなきにしもあらず。でもそれだけしかないのです。それだけだったら近所の公園とか小学校とかでも見学しておけば良いじゃんね。

例えば、
歴史的な背景に想いを巡らしたり、地学的になぜその場所にあるのか想像したり、工学的にどのような技術に立脚しているのか考えたり。

生きていく中で、深く物事を理解できるようになりたいと思っているのですが、実際のところはただただ呆然と、いつの間にか通り過ぎてしまっているように生きている気がしています。

そのようなことを考えますと、
「自分は何者にもなれていないのだろうか」
なんてポエムな感想を抱くわけです。

まあしかし、遺跡とか史跡とかを見学してこの感想は、なかなか悪くはないのかもしれません。
f:id:m-zaki:20201219205631j:plain