『記事』っていうとなんか申し訳ない

「記事」という言葉を調べると、以下のような解説がありました。

1 事実を書くこと。また、その文章。
2 新聞・雑誌などで伝える事柄。また、その文章。「事件を記事にする」「三面記事」
3 「記事文」の略。

大事なことは1番で、事実を記すと書いて記事、すなわち「記事」と名乗るからには事実を述べなければなりません。
ワタクシ、このブログでたまに、『○月×日の記事でも書いたように』みたいな書き方をしたことがあるような気がします。間違いですね。「記事」と名乗れるほどのことは書いてない気がしています。
5W1Hを駆使して事実、そして事実から論理的に想定される物事を述べたもの、もしくは、誰かに伝えたい何かが書かれているモノが「記事」であるならば、本ブログは半分以上が個人の妄想の垂れ流しなので「記事」には該当しないと思います。そんなものに「記事」という言葉を当てはめるのがなんか烏滸がましい気がしていました。

不適切な言葉使いがあったこと、お詫びして(そのうちいつか)訂正します。

さてじゃあ過去書いたことはなんて呼ぼう。思ったり考えたことを書いているなら「エッセイ」か「随想」とかかな。それも何か大層な響きでいやだな。本やドラマの感想を書いていたら「感想文」で、ものの紹介をしていたら「紹介文」か。「紹介文」くらいまできたら、「記事」と名乗っても良い気がします(主観です)。
まあ無難に「日記」にしといたほうが、なんでもひとまとめに出来て良いかも。でもなんか小学生の宿題っぽい響きだしなー。どうしよう。

以下、自分のことを棚に上げて書きます。
「ブログ」という言葉をネットで検索すると、結果の上位には「収益化」に関するページが出てきます。昨今のブログは、立派なマネタイズのツールということです。マネタイズの手法のひとつが「アフィリエイト」です。これは、何かしらモノを紹介することで売り上げに貢献し、貢献した分だけリターンを得る、というモデルです。ブログでアフィリエイトをするとなれば、その内容はしっかりとした事実に基づいたモノでなければならないと思います。ウソついて宣伝してその時限りの効果を得ても、後には続きませんし。ですので、そのような内容の発信を主とするブログに書かれていることは、「記事」と言って良いと思います。「アフィリエイト記事」なんて言葉、よく見かける気がします。
一方で、ブログというのは結局は「日記」でしょ、起こったことも思ったことも、妄想でさえも書いてやるぜ、と思う人がいたとします。その人は、他の人(いわゆるアフィリエイター)がブログに書いたことを「記事」と呼んでいるから、自分のブログのことも「記事」と呼んでしまうわけです。それがたとえ妄想を文章化したものであっても。

さらに例えば、そんな「厳密に言えば間違っている」言葉の使い方でも、大多数の人が同じ間違いをしているのならば、いつの間にか間違いではなくなるのだと思います。言葉の意味って、どんどん変わっていくって言いますし。

いつか「記事」で検索したら、「ブログに書かれた文章のこと」なんて出てくる日が来ないかしら。