仕事楽しいです、といわれて考えたこと

理想と現実

その他のことには目もくれず、好きなことをずっとしていて、たまたまパトロンとかスポンサーがついて、金銭的な援助もその他の援助も自然と集まってきて、でもその人たちはワタシがやってることには手も口も出さず、しかしワタシが作り上げたものには賞賛を惜しまず、その賞賛の大きさが付加価値となって新たな金銭を生み出し、パトロンやスポンサーの方々が潤う。ワタシは金銭にさほど興味はないものの、しかし新しいことを始めるためには初期投資が必要であることは分かっているので、その必要分をパトロンやスポンサーに請求する。そして新たにワタシが始めたことにまた新たなパトロンやスポンサーがあらわれ…。以下繰り返し。
みたいな人生を目指していますが、そろそろ諦めた方が良いかもしれないと思ってきました。

好きなことで生きていけるか?

『オレ、スポンサーの機嫌とる人生なんてゴメンだから』
『でもオマエ、今までスポンサーなんていたことないじゃん』
『ですよねー』

『好きなことを仕事にしています』とか『この仕事は天職だと思っています』と言う人は結構多い気がします。
『マジ?どんなところが?』とか『天職と転職かけてるの?』とか思う人になってしまいました。

仕事が好きです、と言えることは幸せなことなんだろうなと思います。ただ、自分の身近にそんな人がいたら、「リミッター解除してオーバーヒートしたり、思わぬところでガス欠になったりしないように気をつけなさいよ」と言わずには居れないでしょう。今、仕事が好きなのと同じくらいの熱量で、仕事が嫌いになることもあるかもしれないよ、と思ってしまうのですよね。ネガティブすぎてアドバイスに適さない気がするから言わないけど。
仕事が好きです、と言える感覚はワタシにはありません。かといって嫌いではないですけど。仕事やり始めた時のことを思い出すと、少しは好きだという思いもあった気もする。ただ、そっちの方に突っ走ることはありませんでした。
仕事が好きです、と言える人と、そんなこと言える感覚がない人、どっちの方が幸せなのかしら。