子供が習っていない漢字を読めていた

子供が、どう考えてもまだ学校で習っていない漢字をスラスラ読んでいて、塾には行ってないしワタシや妻も教えていないし、先生や友達が言ってという可能性もあるけどその割に難しい漢字だったので、「え?なんで?まさか自分で予習してるん?」みたいな感想を持ったので面と向かって聞いてみました。
聞いてみると何のことはなくて、テレビのテロップ(字幕)で覚えたそうです。そういえば最近、クイズ番組やお笑い番組を見てゲラゲラ笑っていました。出演者の言葉がいちいち画面に文字ででるようになって久しいですが、まさか子供の漢字のお勉強になっているとは。結構驚きました。

『まだ習っていない漢字を知っている』というのは彼にとっては結構モチベーションが上がる状態みたいです。かなり上機嫌で得意げでした。親がそのことにビックリしたのも良かったのかもしれません。チヤホヤされるのと同義でしょうからね。
「そんな、たかだか漢字を習う前に読めたくらいで…」なんて思って冷めた見方をしてしまいがちですが、よくよく考えたら今の自分も結局似たようなものでした。すなわち、他人の知らないことを知って自慢してビックリされてチヤホヤされた気分になりたい、ということです。ブログを書いているのがその証拠と言えるかもしれません。

では、自分と子供、一体何が違うだろう、と考えて思ったこと。

  • 自分は知っているのだと、まずは自分が思うことが大事だ。他人に思われるのは次点で良い。
  • 自分は知っているのだと、他人に思われたい。ぶっちゃけ他人に思われるなら、自分は実は知らなくても良い。

子供は前者寄り、大人(ワタシ)は後者寄りかな、と思いました。

知ること自体に喜びを見出すのは、年齢を重ねるごとに不得手になってきている気がしますが、あんまり良いことではないですね。
というわけで、これからは意識して前者に寄せていこうと思いました。