中秋の名月

中秋の名月
しかし、空を見上げても厚い雲が邪魔でお月様は見えません。お星様もひとつとして見える事もありません。
やはりこういったことは、意識するとその分叶わなかった時の印象が強くなり、結果として「自分はついてない。持ってない人間だ」という想いを強くするわけですが、「持ってない人間だ」というのも考えようによってはある種の優越感に浸れる考え方であるのも事実で、要は「ものは言いよう、考えよう」です。
かように、古今東西の催し物というものは、意識しないよりかは意識する方が、どちらにどのように転んでも結果として我が心に安定をもたらしてくれます。
このような心の有り様に辿り着いた我が人生こそ褒め称えられるべきではないか(だって誰も褒めてくれないし)、と1人で満足感を得たところで、今年の中秋の名月も堪能したことといたします。