最近読み終わった本の感想を書く回

最近(少なくとも今年)に読み終わった小説の中から覚えているやつについて感想を書く回。そして、アフィリエイトリンクを貼りつけて、あわよくば紹介料をいただきたいという裏テーマもあります。(開き直り)

涼宮ハルヒの直観 谷川 流

短編集だからというわけではないけど、途中で別の本を読んだりしてて、読み始めてから読み終わるまでの時間で言うと数ヶ月とかありそう。この手の本でも一気読みしなくなったのは、歳のせいと思わなくもないです。
読んだ時に得られる感情としては、もはやノスタルジーですね。初めて読んだ時の感動を求めながらも、読む前からその望みは果たされないと分かりながらも、でも読んじゃうよねー、というのもシリーズものの醍醐味でしょうか。もしくはこれも歳のせい?
内容としては、SFよりかはミステリー寄りでした。いつもより動きが少ないですが、安定の面白さでした。(こなみ)

君たちは絶滅危惧種なのか? 森 博嗣

森博嗣さんが描く、今から数百年先の世界を描くシリーズの、何作目かな…。相変わらず多作ですね。
タラタラと説明せずに、適度なボリュームの地の文、そしてインテリ感あふれる会話を以って、その世界観を少しずつ構築していく感じが流石だと思いました。
個人的には、この世界をユートピアと見るかディストピアと見るか、というテーマでグッと考え込んでしまいました。
そして安定の面白さでした(こなみ)

探偵伯爵と僕 森 博嗣

森博嗣さんの著作は余す所なく読んでいるかと思いきや、読んだ気になってて実は未読、というのもたまにはあります。
本書は子供向けのミステリーなのかな。小学生が日記を書いている、という設定もあって、平易な文章で書かれていて読みやすいです。
そして大人も(大人の方が?)楽しめる内容でもあると思います。

薬屋のひとりごと 日向夏

マンガワンというアプリで漫画版読めますね。それがとても面白いのです。
原作がWEB小説だとは知っていて、いつか読みたいなと思っていたところにKindleセールで安くなっていて勢い購入しました。
舞台が中国の後宮ということで、なかなか馴染みがないので読み始めるハードルは高いのですが、読み始めると一気に読み終わりました。ボリュームも適度にあって内容も濃く、とても充実した読書でした。
主人公のキャラ立ち具合がなかなかサイコーです。このキャラを発明した時点で「勝ち」じゃないかなと思います。
続きもいっぱいあるので順番に読んでいきたいです。(こなみ)

掟上今日子の備忘録 西尾 維新

ガッキー結婚しちゃいましたね。
ずっと読みたいなと思っていたところにガッキー結婚というニュース、ガッキー結婚しちゃった以上、今日子さんとガッキーをダブらせて読むことはするまい、という固い決意とともに読み始めました。しかし無理でした。
このシリーズも何冊か続いています。本書は安定の面白さでしたし、次巻も読みます。(こなみ)

砂漠 伊坂 幸太郎

伊坂幸太郎さんの小説も毎回キャラが立っていると思います。身の周りに居そうでいない、絶妙な設定だなあと毎回思います。
大学生の青春を、様々な出来事とともに描くのですが、一つ一つの場面がすべてクライマックスかのような錯覚を味あわせてくれます。ページを捲るのが止まりませんね。
伊坂幸太郎さんの著作は毎度そんなところがあると思います。とても面白く、伊坂幸太郎さんは未読が多いので、次何読もうかなと考えるのも楽しいですね。(こなみ)