月蝕

月が蝕まれると書いて月蝕ですね。
「蝕」という漢字にはあまり良いイメージはなくて、書いて時の如く「虫食い」みたいで、月と太陽と地球の壮大なスペクタクルを現す字としては少々力不足な気も致します。まだ「月影」とかの方が厨二っぽくて素敵ですよね。
これはやはり、昔の人はこの月蝕という現象を良くないものとして捉えていたということでしょうか。ということはやはり月というのは神聖なものだというイメージでしょうか。適当に書いてますが、さて真実やいかに。
ググったらすぐ分かりそうですが、今日はググりません。敢えてググらないというのも、現代における奥ゆかしさと言えるのではないでしょうか。決して面倒なわけではありません。

この手のイベントは結構好きなものの、昔からなんだか縁がないなあと思っていました。主に天候が悪いことが多くて。
しかし今日は、珍しくとても綺麗な月蝕を見ることができました。あまりの興奮に、珍しくスマホカメラに収めるべくレンズを向けましたが、モニタに映る月蝕は、ただの満月か、もしくは目立ちたがり屋のUFOにしか見えず、なんとも言えない気分になりました。最新のスマホではもっと綺麗に撮れるのでしょうかね。
月蝕を見て最新スマホへの憧れを抱くというのも、これまた現代特有の「侘び寂び」だと言えると思います。異論は認めませんが同意も不要です。