三方よし

近江商人三方よし」という言葉がありますね。売り手も買い手も世間も得になるような商売をしないといけないよ、というやつです。自分の利益ばっかり追いかけていてはいけません。真に優れた商いとは、自分も周りも得をするモノなのです。(インテリジェンスあふれる導入)

社会人として必要なスキルに『交渉力・折衝力』が挙げられますね。二者の違いは割愛。実はその差は詳しくは知りません。
言葉自体が大層です。初めて聞いた時は、そんなの営業の最前線で働く人だけで良いじゃん、くらいにしか思っていませんでした。ワタシは一人黙々と機械相手に仕事してたいんだ、てな感じです。
別に会社に限った話ではなくて、PTAでも町内会でもオンラインゲーム(…はやったことないから想像)でも、組織とかコミュニティとか言われるような、他人とのつながりの中で物事を推進していくときには少なからず必要になります『交渉力・折衝力』。たとえ社内でクローズしキャッシュが移動しないような案件であっても、自分がいて相手がいて周囲の人がいるのです。
昔、新人の時の先輩社員で、『エンジニアは交渉力が全てだ』と豪語していた方が居ました。ペーペーなワタシは「ナニイッテンダコイツ」くらいにしか思っていませんでした。しかし今なら先輩社員が仰っていたことはよく理解できます。「全てだ」なんて言うつもりは流石にないですが、純粋な技術的な知識が豊富であっても『交渉力・折衝力』がなかったらその人は「優秀」とは言えません。

『交渉力・折衝力』は、ざっくりワタシの理解は、『みんなが得するようなやり方を見つけ出し、提案し納得させて実行する能力』または『リスクを皆んなで分散するやり方を見つけ出し、相手を説得して実行する納涼』となります。近江商人の『三方よし』に繋がりますね。
(説得力あふれる展開)

優れたエンジニアは、優れた営業・商人になり得る、ということかなと思います。(ハイソな締め)