毎回「とりあえずやってみる」までは辿り着くけどなあ…というはなし

普段どれくらい本を読んでいるかというと、多いときで一週間に一冊くらい、少ないときでも一ヶ月に一冊くらいです。小説が多くて、実用書系は稀に流行り物を読むかな。世の中の平均がどんなものかは果たしてよくわかりませんが、ワタシの周囲に範囲を狭めると、どうやらワタシは結構読んでいる方のようです。

そんなワタシが満を持して日記ブログ的な何かを始めてみて思ったのは、圧倒的な文章力の無さでした。大して長くもない文章なのに、どうしてこんなにうまく書けないのでしょうか。
よく、『良い文章を書きたければ、たくさん本を読みなさい』と言われますが、正確には、『良い文章を書きたければ、まずは書いてみて自分の実力を知ってから、たくさん本を読みなさい』ではないかと思います。
やっぱり「気付き」の多さでいうと体験に勝るものはありません。むかし、一人で根暗に日記を書いていた時も実は同じこと思いましたが、忘れていました。忘れていて、「きっと自分は人より文章力ある方だ」と思い込んでいました。なんだかもったいない気持ちですね。もっとはやくブログやってたら良かったかも、と思うほどです。

似たような話。ちょっと前に『ゼロから学ぶディープラーニング』を読みました。ディープラーニングの概要はある程度は学んで知ってたつもりですが、どれだけ難しい数学的なバックグラウンドを知ってたとしても、実際に実装して得られる「気付き」は、事前にインプットされていた知識を凌駕するものだったりします。事前にインプットされていた知識がショボすぎていた可能性も否定できないので、説得力に欠けますが。まあ、ご愛嬌。

気になったものはとりあえずやってみようは大事なことです。なんだって同じことが言えますよね。何を当たり前のことを言ってんの?て感じでしょうか。

で、我ながらダメだなと思うのは、だからと言って向上心を持つに至らないことです。
ブログ書いて「文章下手だな」と思ったところで、そこで終わってしまうのですよね。「よし、文章力をつけよう」までなりません。
これも何でも同じなのですが、「ちょっとでも興味もったものはとりあえずやってみる」は結構得意な気がしています。でもそこまでで終わってしまうところに、自分の限界というか、底の浅さみたいなものを感じてしまうのです。『色々知ってはいるけれど、プロフェッショナルではない』という状態になりがちな半生でした。そうではなくて、『好きこそ物の上手なれ』でいきたいんですよね。今からでも遅くないから何とかしたいなあと思う所存です。いつものように決意だけは立派に書いておきます。