テレビドラマ『死との約束』を見た

海外翻訳ミステリーというやつを読んでいたときもありました。今でもたまに読みたくなることはあるものの、読書自体の数が減ってきていますので、なかなかそこまで手が届きません。出てくる人の名前はカタカナだし、翻訳物は地の文にクセがあるしで、日本の作品と比べるとファンタジーを読んでる感覚になります。そこが翻訳物の良いところだと思います。
数ある有名作品の中で何を読んで何を読んでいないかはもうわからなくなってしまいましたが、アガサ・クリスティ、エラリィ・クイーン、あたりはまあまあの数を読んだ気もします。最近だとケイ・スカーペッタのシリーズ(たぶん最近ではない)とかでしょうか。「羊たちの沈黙」のシリーズも良かったです。レクター博士サイコー。

アガサ・クリスティの作品に出てくる人は、犯人も探偵もモブも皆んなハイソな感じでした。悪くいえば偉そう。ポアロなんて特に。でも礼儀正しいしお上品だから許せます。
出てくる館とか列車とかも、軒並み高級です。その気になればタイトルもなんかお上品に感じることができます。

三谷幸喜アガサ・クリスティ映像化第3弾『死との約束』を見ました。毎回そうなのですが、ワタシが感じるアガサ・クリスティ作品のイメージを見事に再現してくれていると思いました。舞台は日本だし、出てくる人は日本人なのに。
原作も知ってる者としての安心感はすごいです。あと、野村萬斎さんの名探偵・勝呂武尊があいかわらずサイコーです。
次はまた3年後でしょうか。ずっと続いて欲しいものです。原作の作品数はすごいあることだし。