ビジネスチャットを使っていて思うこと

ビジネスチャット、「ビジネス」と付くか付かないかで何が違ってくるのでしょうか。セキュリティ的な何か、容量的な何か、回線の太さ的な何か、契約的な何か、あと何がありそうかな。案外、ネームバリューを高めるためだけに使ってたりして。おお、なんか普通のチャットアプリより高尚なものである気がしてきました。

ワタシの職場でも、半ばトップダウン的に、とても大きな額の投資をして、大手のビジネスチャットソフトを導入しました。最初はなかなか使わなかったのですが、一度使いはじめたら一気に広がりました。1人が走りはじめたらみんなついていくのです。「ワシはそんなモノ要らん!」みたいな人が1人もいないのは結構良いことです。

アプリ自体の使いやすさは比較対象がないので、良し悪しはわかりません。

しかし、こういった新しいシステムを使い始めるという経験って、ビジネスでも滅多にないことなので、なかなか新鮮でした。正直、使い始める前は、
「メールで良いじゃん」
「同じ居室にいるんだから直接話したら良いじゃん」
とか思ってました。
しかし使い始めると、メールに比べて格段に発信のハードルが低い。メールだと億劫になりがちなことも、チャットならカタカタッと打ててしまう不思議。みんなで共有できるので、エビデンスベースで進めなければならない案件などにはもってこいです。
今使ってるものは、アーカイブと参照に若干難ありだと思っていますが、そのうち修正が入る気がします。

で、便利になったは良いものの、という話。
直接話さなくてもコミュニケーション取れるようになったことで、各々が行う発信の頻度も上がったように思います。直接話すということがいかにエネルギーを費やしていたか、と思いました。
そんななか、ワタクシいわゆる中間管理職のやっていることといえば、日々、部下の投稿に目を通して「いいね」を返しつつ、上司から指示されたタスクをこなすといったものです。
あれ、ワタシの自分のタスクを進める時間、チャット導入前より減ってない?
便利になることで忙しさが増す、というのはどのような場所でも当てはまるあるあるでしょうか。